<椅坐位>
立位をモニター計の基準位置とすると、椅坐位では後方に約90°傾く。このとき、
加速度変位は後方(負の方向)に大きく変位するが、左右方向の変位はそれほど大きくない。
椅坐位における変位の様相は、背臥位のそれと似ている = 椅坐位と背臥位を判別しにくい
椅坐位と背臥位でのモニター計の前後方向には大きな違いはないため、
モニター計を膝上に装着した場合は、「椅坐位と背臥位が判別しにくい」ことが起こる。
この問題を解決する方法は、
モニター計を膝上と膝下に装着することです。
膝下のモニター計・・・ 椅坐位と背臥位の判別が明白になる。
立位と椅坐位が判別しにくい。
膝上のモニター計・・・ 立位と椅坐位の判別が明白になる。
膝上/膝下のモニター計で同時に測定すると
立位、椅坐位、背臥位を明白に判別できる。