2.脊髄の解剖、前角運動ニューロンの局在性

脊髄の解剖

脊柱管内の脊髄の位置,改1,解剖学アトラス,p459

脊髄は髄液で満たされたクモ膜下腔内に歯状靭帯等に支持され浮かんでいる状態にある。

(平田幸男訳,解剖学アトラス,p459から引用)

脊髄灰白質とニューロン回路

脊髄灰白質とニューロン回路

後角posterior hornの大部分を固有核(A1)が占める。 前角anterior hornには運動ニューロンの核が局在性を持って配列している。

灰白質の体部位局在

灰白質の体部位局在(上肢),解剖学アトラス,p453    灰白質の体部位局在(Bossyによる),解剖学アトラス,p453(Bossyによる概観)

前角には体の部位に応じた体部位局在がみられる。前角の腹側野(18)には伸筋群を支配する細胞が局在する。

背側野(20)には屈筋群を支配する細胞が局在する。

(以上、平田幸男訳,解剖学アトラス,p453から引用)